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腰痛は、腰部(腰のあたり)に痛みを感じる症状の総称です。日本人の多くが一生のうちに経験するとされており、原因や症状の程度はさまざまです。
主な原因
腰痛の原因は多岐にわたり、以下のようなものが考えられます。
1. 筋肉や靭帯の損傷(非特異的腰痛)
長時間の同じ姿勢や過度な運動、急な動作などにより、筋肉や靭帯が炎症を起こすことがあります。
2. 椎間板ヘルニア
腰椎の間にある椎間板が飛び出し、神経を圧迫することで強い痛みやしびれを引き起こします。
3. 脊柱管狭窄症
加齢や変性によって脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されることで痛みや足のしびれが生じます。
4. 骨粗しょう症による圧迫骨折
高齢者に多くみられ、骨密度が低下することで軽微な外力でも背骨がつぶれるように折れる骨折で、腰痛が発生します。
5. 内臓疾患やがんの影響
腎臓や膵臓の病気、またはがんの転移によって腰痛が引き起こされる場合もあります。
症状
腰痛の症状は軽度の違和感から激しい痛みまで様々です。
鈍い痛みが続く
動作時に鋭い痛みが走る
下肢にしびれや違和感がある
安静時でも痛みが続く(特に夜間痛)
受診の目安
以下のような症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。
数週間経っても改善しない腰痛
足のしびれや筋力低下を伴う
発熱や体重減少を伴う
排尿・排便障害がある
治療方法
1.保存療法(手術を伴わない治療)
安静と生活習慣の見直し:無理のない範囲で動かしながら回復を図る。
薬物療法:鎮痛薬(NSAIDs)や筋弛緩剤などを使用。
2. 物理療法(当院での対応)
干渉波治療
低周波治療
牽引療法
マッサージ療法
これらの治療を通じて、痛みの軽減や血流の促進を図ります。
3. 手術療法
保存療法で効果が見られない場合、または重度の神経症状を伴う場合に考慮されます。
予防方法
腰痛を予防するために、以下のポイントを心がけましょう。
正しい姿勢を保つ:長時間のデスクワークでは、こまめに休憩を取る。
適度な運動:腹筋や背筋を鍛えて腰への負担を軽減する。
重いものを持つ際の工夫:膝を使って持ち上げる。
体重管理:過度な体重増加を防ぐ。
★腰痛の治療と予防につながる体操
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腰痛は日常生活の質を大きく左右するため、適切な対処と予防が重要です。症状が気になる場合は、早めに専門医へご相談ください。